作品情報
製作年:2008年 製作国:アメリカ/フランス 監督:ダーレン・アロノフスキー 脚本:ロバート・シーゲル 音楽:クリント・マンセル 主題歌:ブルース・スプリングティーン 出演:ミュキー・ローク/マリサ・トメイ/ブヴァン・レイチェル・ウッド 他 上映時間:109分
あらすじ
ミッキー・ローク演じる中年プロレスラー、ランディ・ザム・ロビンソン(以下ランディ)は、かつては80年代のスターレスラーだった。
そんなランディだが、現在はスーパーでアルバイトをしながらドサ周りのレスラーとして生計を立てている。
ある日、長年のステロイド剤使用で心臓発作をおこして倒れてしまい、医師からはプロレスはもう無理だと宣告される。
これからはプロレスラーではない人生を歩んでいこうと決意するのだが、プロレスしか知らない不器用なランディは何もかも上手くいかず、再びリングへと戻る。
もう猫パンチの人とは言わせない
80年代、ミッキー・ロークはハリウッドのセックスシンボルとして人気のあった俳優でした。
いくつかの日本企業のCMにも出演していて、日本でも人気がありました。
90年代に入りミッキー・ロークは俳優からプロボクサーに転向して、日本人選手と対戦するわけでもないのにどういうわけだか来日してきて、両国国技館でダリル・ミラーとかいう選手と対戦しました。
その試合でミッキー・ロークは、後に「猫パンチ」と呼ばれる必殺パンチを放ち対戦相手をノックアウトして物議をかもしました。
以降、元ハリウッドスターとしてよりも「猫パンチ」で人々の記憶に印象を残してしまいました。
その後もしばらくボクサー稼業を続けていたみたいですが、たいした戦績を残せずに結局ボクサーを辞めてまた俳優業に復帰しました。
ボクシングのケガが元で整形手術を繰り返し、かつてセックスシンボルとして持て囃された容姿が変わり果てた姿に・・・・・・
こうしてミッキー・ロークのことについて書き記していくと、この映画の主人公ランディとミッキー・ロークがなんだか被ります。
この映画ではドキュメンタリー的な手法を演出に取り入れています。そのせいもあってか映画は全体的にある種、非常に濃い生々しさを作り出しています。
ストーリーが進むにつれてランディがまるで実在のプロレスラーのように見えてきて、映画を観ていた観客がいつの間にかプロレスを観ているというような、そういった錯覚さえ覚えます。
個人的評価

この映画の評価は☆☆☆☆
プロレスラーって大変だね。
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