作品情報
製作年:2013年 製作国:インド 監督:ラージ・ニディモール&クリシュナDK 脚本:ラージ・ニディモール&クリシュナDK/シタ・メノン 音楽:サチン・ジガル 出演:サイーフ・アーリー・カーン/クナール・ケーム/ヴィール・ダース/プジャ・グプター/アーナンド・ティワーリー 他 上映時間:108分
あらすじ
ロシアンマフィア主催のドラッグパーティーにやってきたズッコケ三人組。そしてパーティー会場で振舞われたドラッグを摂取した人々が次々にゾンビとなりズッコケ三人組に襲いかかってきたから、さあ大変!
『インド・オブ・ザ・デッド』の感想と評価
ボリウッド初のゾンビ映画でおまけにコメディとのことなのでちょっと期待していたんですが、正直アメリカのゾンビ映画にありがちな感じに仕上がっております。
何もゾンビ映画までグローバル化の波に乗らなくてもいいのにとは思いますが、ビジネス的なことを考えれば仕方がない部分もあるのでしょう。
とにかくインドらしさというものがかなり薄くて、いささかガッカリしましたがくだらなさに徹しているところとパロディ的な小ネタが散りばめられている点は評価できます。
ただ観る人によってはかなりイライラする部分もあるかもしれません。
まず肝心のゾンビがなかなか出てきません。
上映開始から30分経ってようやくですよ。
ゾンビが出てくるの。
ゾンビが出てくるまでは、この映画の主要人物が3人の青年なのですがこの3人がかなりなバカな設定にされております。いわゆるオトボケキャラという奴です。
ゾンビが出てくるまではこの3人の青年の寒いオトボケエピソードの連続で、結構な苦痛を伴います。
しかし、ゾンビが出てきてからはテンポ良く物語が展開されて楽しめると思います。
まあ、とにかく最初の30分だけはガマンが必須です。
あと、どうでもいいことではあるのですが私はこの映画をNetflixで観たんですけど画面の右下のところに時々ボカシが入るんで何だろう?と気になって調べてみたら、インドでは映画とかで喫煙シーンがあるとその喫煙のシーンのところだけに「喫煙は有害です」といった字幕を表示させないといけないとは知りませんでした。
インドって喫煙に対してこんなに厳格だったのね。昔のボリウッド映画はこんな表示はなかったと思ったけど。
けどその一方で劇中とエンドロールで流れる楽曲が大麻礼讃の歌ってのはよくわからん。
この大麻礼讃の歌も曲は悪くないんだけど、以前のようないかにもインドっぽいというような曲調じゃなくて、なんかどことなくK-POPみたいな曲調という感じがするのは気のせいかしら。
映画の内容もタバコに厳しいのも大麻礼讃も曲もグローバル化の流れなのかなあ。
私も久方ぶりにボリウッド映画を鑑賞しましたが、なんだか時代の流れというものをしみじみと感じました。
個人的評価

この映画の評価は☆☆☆
僕はインドに行ったことがないんだよ。
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