Netflixオリジナル映画『パパと娘のハネムーン』感想と評価 まるでプロモーションビデオ

作品情報

製作年:2018年 製作国:アメリカ 監督:ローレン・ミラー・ローゲン 脚本:ローレン・ミラー・ローゲン 音楽:ロジャー・ニール 出演:クリステン・ベル/ケルシー・グラマー/セス・ローゲン/他 上映時間:103分

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あらすじ

結婚式当日になっても仕事を手離さないレイチェルに愛想を尽かした新郎のオーウェンは式場で結婚キャンセルの決断を下す。

オーウェンの決断により混乱の様相を呈する式場で、レイチェルは26年前にどっかに行ったまま家に帰ってこなくなった実の親父であるハリーを目撃するのだった。

『パパと娘のハネムーン』の感想と評価

映画というよりも豪華客船クルーズのPRビデオといった趣きの作品です。

少なくとも私には映画のストーリーよりも、豪華客船内の凄さの方が印象に残りました。

しっかし、凄いですねぇ、豪華客船て奴は。

マンションみたいにデカくて、バーや劇場やカラオケまであるんですから。

プールも普通のプール以外にサーフィンが出来るウェイブプールまであるのには驚きましたねえ。

これには一番驚きました。

日本じゃあ、国内初のサーフ用のウェイブプールのある施設が今年の8月に開業したばっかりですよ。品川にできたんですけど。

外国では、船にまでそんなもんがあるんですからねえ。

凄いですよ。

とにかく、この映画ではですね、「豪華客船てこんなに凄いんだよ、みんなも豪華客船クルーズで優雅に旅をしようよ」といったようなアピール感がハンパない。

ニューヨークからジャマイカまで行って、折り返して途中どっかによってからニューヨークに戻るまで、そのほとんどが豪華客船で遊んでばっかの描写です。

わざわざジャマイカくんだりまで行ったって、街へ繰り出すというような描写が一切なくて、ジャマイカのジャングルの中に滝のある五色湖のように綺麗な湖でみんなで遊ぶだけという、ジャマイカでの滞在描写はたったこれだけ。

すぐ豪華客船の方がすごいだろう描写に戻っちゃう。

とは言っても実際の豪華客船でのカリブ海クルーズがこういうもんなのかも知れませんけれども。

まあ、とにかく「どんだけ豪華客船クルーズをPRすれば気が済むんだよ!」感がハンパないのはたしかでございます。

それで肝心のストーリーはてぇと、娘が小っちゃい時分に生き別れになりました親父がおりまして、それ以来親父とは音信不通だったのですが、その親父がどういうわけだか突然に娘の結婚式当日になって現れまして、まあ当然娘からしたら「今さら何よっ!」てなリアクションでございます。

んで、親父が出ていった理由を娘に説明するんですが、親父殿の言い分といたしましては、親父は元々はヤリ手のビジネスマンだったらしく仕事人間だったと、しかし娘が生まれてからは仕事を数年休んで育児に専念するようになったらしいのですが、なんだか物足りなさを感じて仕事に復帰したら、出張で単身赴任になっちゃって、それでも最初のうちは出張先から毎週家に帰ったりしていたんだけど、娘に会ってから分かれるのがツライと、それで毎週家に帰るのが億劫になってしまって、終いには家に戻らなくなったというのが音信不通の理由であると仰っていたんですが、私にはこの理由が全く理解できません。

「いやいやいや、そんな理由で家族の元を離れるっておかしいだろう、もっと他の理由が絶対あるはずだっ!」と思って最後まで視聴したのですが、これ以上の音信普通の理由が親父殿の口から語られる事はついにありませんでした。

まあ、豪華客船クルーズのPRが主目的であれば、ストーリーの肝心要の部分がこんな適当でも仕方がないのかもしれません。

個人的評価

巨匠
巨匠

この映画の評価は☆☆

死ぬまでに一度は、こんな豪華客船に乗ってみたいものです。


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