Netflixオリジナルアニメ映画『ネクスト ロボ』の感想と評価 とにかくクソガキがムカつく!

『ネクスト ロボ』作品情報

製作年:2018年 製作国:中国/カナダ 監督:ケビン・アダムス/ジョー・ケイサンダー 声の出演(日本語吹き替え版):山根舞/鈴木達央/藤原啓治/森久保祥太郎/劇団ひとり/他 上映時間:105分

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『ネクスト ロボ』のあらすじ兼感想と評価

中国の漫画原作であるアニメ映画。

内容的にはありきたりなロボットと子供の友情物語ではあるのですが、しかしまあ、鑑賞していて身勝手なキャラクターに終始イライラしてしょうがない映画でありました。

舞台は一家に一台はロボテック社のロボットが置いてあるという未来。

主人公の少女メイは母子家庭のお子さんなんですが、メイの母親でありますモリーは旦那がいない寂しさを紛らすためなのか、何でもかんでもロボ頼みな方で、家庭でのコミュニケーションも娘よりもロボットとのほうが多いぐらい。

家庭での母親がこんな様子でありますから、メイは当然のようにロボットを嫌っております。

それに加え、モリーはア〇プル信者ならぬロボテック信者でありまして、ロボテック社のCEOを熱烈に崇拝しているような御仁ですから、いかに母親がロクでもない人間かお分かり頂けるかと思います。

そんな調子の母親に育てられたものですから、この親にしてこの子あり、といった感じで、まあ随分と捻くれたクソ生意気なお子さんに育ってしまいました。

学校にももちろんお友達だなんてシャレたもんは一人も居りません。

唯一の親友はペットの犬。

犬の日本語版の吹き替えは劇団ひとりが演じております。

この吹き替えがかなり上手くてびっくらこいてしまいました。

んで、ある日の事モリーがロボテック社の新作ロボット発表会に行くってんで、メイも付き添って行くわけなんですけれども、そこで秘密裏にに作られておりましたロボットの7723とメイは出会います。

こっからメイは7723との友情を育んでいく・・・・・・のではなく、7723を自分の欲求を満たすためだけに利用していくわけなんですね。

メイは7723に攻撃能力があると分かると、7723を使って学校のいじめっ子をぶちのめしたり、自分がロボットが嫌いってな理由だけで、街中のロボットを破壊しまくるといった度が過ぎる行動に出ます。

7723もメイに素直に従っているっているという訳ではなくて、メイの望むことがいけないことだとはいうのは理解しているんですが、7723はメイに執着しており、結果メイの言いなりになってしまっています。

7723はメイを理解しようと務めるのですが、メイのほうは7723をまったく理解しようともせず、自己中心的なままでストーリーは進み、ラスト間際でやっと反省するといった感じ。

ロボットとの友情を育むといったもんはほとんどないに等しかったです。

7723がメイに執着する理由も説得力に欠けるもんだし、展開的に強引な部分が目立ってしょうがなかった。

それにしてもメイのような身勝手キャラって中国では受けがいいんでしょうかね?

一人っ子政策の申し子である小皇帝キャラみたいなほうがやっぱり多くの人民同士の共感を呼ぶのかしら?

それともアニメを観た限りだと、日本のアニメや漫画へのオマージュが盛り込まれていたから、『涼宮ハルヒの憂鬱』にでも影響されてツンデレを採り入れたはいいけど、間違って使ってしまっていてメイのようなキャラが出来上がっちゃったとかなのかなあ?

個人的評価

巨匠
巨匠

この映画の評価は☆☆

ロボの戦闘シーンだけは良かった。


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