Netflixオリジナル映画『失われた少女』の感想と評価

作品情報

製作年:2018年 製作国:アルゼンチン/スペイン 監督:アレハンドロ・モンティエル 脚本:アレハンドロ・モンティエル 音楽:アルフォンソ・ゴンザレス・アギラル 出演:ルイサナ・ロピラト/アマイア・サラマンカ/ラファエル・スプレゲルブルド/他 上映時間:103分

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あらすじ

パタゴニアで一人の少女が行方不明になったんですが、結局少女は見つからず終い。

んで、14年の月日が経ち、行方不明の少女のお友達のピパは警察官になっておりまして、ある日行方不明のお友達のお袋さんがピパの元を訪ねてきました。

行方不明のお友達のお袋さんは、ピパに娘が行方不明になった事件の再捜査の依頼に来たんですな。

当初ピパは「14年も前の事件だからなあ、他にも仕事あるしなあ・・・・・・」てな具合ではありましたが、「わざわざ行方不明のお友達のお袋さんが自分ンとこに訪ねてきてくれたことだし、お袋さんの頼みと会っちゃあ仕方がねえ、ここはひとつ一肌脱ぐか!」てな事で再捜査をすることになったのでした。

『失われた少女』の感想と評価

冒頭のシーンでなんだかこの映画は期待できるものがあると思ったんですが、どうやらそれは私の勘違いでありました。

もう前半のかなり早い段階で、いろいろと分かっちゃうもんだから結末へと向かう展開がまるで盛り上がらない。

「やっぱそうだったんだ。意外性もへったくれもあったもんじゃないね。」てな調子です。

それでもこの映画の中での女同士の友情を、キッチリと描けていれば良かったんだけど、そこんとこもおざなりになっているもんだから、全体的に退屈で仕様がありませんでした。

この映画はチャンドラーの『長いお別れ』を、ほんの少しだけ彷彿させるものを感じたんですが、如何せん脚本がダメ過ぎました。

『失われた少女』は監督さんが脚本も書いてるのですが、とりあえずこの監督さんは、ポランスキー監督の『チャイナタウン』のシナリオを担当したロバート・タウンや矢作俊彦さんのように、レイモンド・チャンドラー先生の作品を片っ端から熟読玩味したほうがよろしいんじゃないでしょうか。

個人的評価

巨匠
巨匠

この映画の評価は☆☆

Netflixのオリジナル映画は脚本がダメなの多いから、オリジナル映画を製作する前に脚本家を育てたほうがいいんじゃないかな。


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