作品情報
製作年:2016年 製作国:アメリカ 監督:マーティン・スコセッシ 脚本:マーティン・スコセッシ/ジェイ・コックス 音楽:キム・アレン・クルーゲ 出演:アンドリュー・ガーフィールド/アダム・ドライバー/浅野忠信/イッセー尾形 他 上映時間:162分
あらすじ
17世紀の日本。キリシタンは幕府により、厳しい弾圧を受けていた。日本で布教活動をしていた宣教師フェレイラが棄教したとの報を受け1、フェレイラの弟子であるロドリゴとガルベはその真相を確かめるべく、日本へと向かう。
『沈黙ーサイレンスー』の感想と評価
この映画の中でポルトガル人も中国人も日本の農民も誰もが皆、英語を流暢に喋っているのを見て、英語ができない僕はなんだか情けない気持ちになりました。
「よし、今日から僕も毎日英語を勉強するぞ!」
上映中に学習意欲が湧いてきた僕は、途中退席して家に帰って英語の勉強をしようかどうか考えながら時計に目をやると、まだ上映開始から1時間も経っていませんでした。
僕は上映開始から1時間もたたないうちに劇場を後にするのは、せっかくお金を払ったのになんだか勿体ないと思い劇場に留まることにしました。その後、僕は鑑賞中に二度、寝落ちしました。
原作にはないラストシーンを見てやっぱり途中退席すればよかったと、この時は後悔しましたが家に帰ってからは英語の勉強を随分遅くまで頑張ることが出来ました。
映画の鑑賞中に二度、寝落ちしたおかげです!そういう意味ではこの映画を最後まで鑑賞してよかったと思いました。
それで肝心な映画の内容なのですが、やはり登場人物たちに英会話させたり、神様が沈黙どころか結構話しかけてきたり、あと水面に神様、というかキリストですかね、映像として浮かび上がらせてみたりとかしてましたけど、神の存在を問う話なのにあんなわかりやすく神様を出してきちゃうのはどうなんですかね?
映画を観ている観客たちにいろいろと分かりやすく伝えすぎだと思うんですよ。
大変にわかりやすくなっているものですから映画を観ているこちら側といたしましても創造の余地がないといいましょうか、信仰の話なのに考えさせられるなんてことはありませんでしたね。
ちなみに今年の2月には幸福の科学の大川隆法氏が映画「沈黙-サイレンス-」に関しての本を出版しています。
映画の公開に合わせての便乗商法かとも思いましたが、昨年の2月には「遠藤周作の霊界談義」なんて本も出しているので大川隆法氏は、ただ単に遠藤周作のファンなのかもしれません。
個人的評価

この映画の評価は☆☆☆
この映画を観るより原作小説を読んだほうがいいですよ。
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