映画『ドラえもん のび太の宝島』感想と評価

映画ドラえもん のび太の宝島 DVD通常版

作品情報

製作年:2018年 製作国:日本 原作:藤子・F・不二雄 監督:今井一暁 脚本:川村元気 音楽:服部隆之 主題歌:星野源 声の出演:水田わさび/大原めぐみ/かかずゆみ/木村昴/関智一/長澤まさみ/大泉洋/他 上映時間:109分

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あらすじ

まーた、例の如くのび太がドラえもんに無茶なことを頼み込んで、今度は宝島を目指すことになったのでした。

『ドラえもん のび太の宝島』の感想と評価

この映画は、今年の3月に小学生と保育園児の姪っ子たちとイオンの映画館で鑑賞したわけなんですけれども、私は「ドラえもん」の映画を鑑賞するなんて子供のとき以来のことでございまして、最後に鑑賞した「ドラえもん」映画が何だったのかはまったく憶えていないんですが、まあ、とにかく三十年振りぐらいに鑑賞した「ドラえもん」映画についての感想でも語りたいと思います。

タイトルに『のび太の宝島』ってあるから、てっきり宝島を巡る冒険アドベンチャーかと思っていましたが、ドラえもんたちが海に出るまでは「これから冒険の旅に出るぞっ!」てな感じのワクワク感があって良かったんですけど、東京湾出てからしばらくするとドラえもんたちは海賊たちに襲われて、で、海賊たちってのが未来から来た連中でありまして、んでこの海賊たちにしずかちゃんが、人違いで攫われてしまい潜水艦型の海賊船に連れ去られてしまうんですが、これが海賊船たって島並にデカい。

こっからSF的な要素が強まってきてからのしずかちゃん救出劇が展開されるのかと思っていたら、だんだんと人間関係的な話になってきて、最後は父と子の確執を乗り越えてめでたし、めでたしといった感じでおしまい。

最終的にホームドラマ的な展開に収束していったのは、なんだか尻すぼみ感が拭えませんでした。

個人的にはなんか、こうもっとドラえもんたちが冒険をしているってな様子を見たかったんですが、でも上映終盤になりますと劇場内のあちこちで子供たちのすすり泣く声が聞こえてきましてねえ、私の左隣に座っていた小学校3,4年生くらいの女の子なんか号泣していました。

ちなみに我が姪っ子たちは、さほど感動した様子が見受けられませんでした。

それでも多くの子供たちにとっては良い物語だったんでしょう。

もっともドラえもんは子供たちの物ですから、大人である側の人間がドラえもんに対してとやかく言うこと自体が間違っているんでしょうが。

ましてやヤフーのレビューなどを拝見致しましたところ、未だに大山のぶ代版のドラえもん映画を引き合いに出して、今のドラえもん映画を酷評している方々が少なからずいるのには呆れますね。

こういった輩は完全に大山のぶ代至上主義者とも言うべき存在であって、完全に病気ですね。

大山のぶ代版至上主義者たちにとっては、大山のぶ代以前にドラえもんの声を担当していた野沢雅子や富田耕生はなかったことになっているのも、あまりにも都合が良すぎます。

自分たちが子供の頃の思い出を大切にするのは結構なことですが、それを今の子供たちに押し付けてはいけません。

今の子たちは、今の子たちで、水田わさび版のドラえもんを大切にしているわけですから、それを踏みにじるような行為をする大山のぶ代版至上主義者たちは異常としか言いようがありませんね。

個人的評価

巨匠
巨匠

この映画の評価は☆☆☆

僕は「ドラえもん」より「エスパー魔美」が好きなんだな。


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