Netflixオリジナルドラマ『デアデビル』について


海外の批評家や視聴者からも高評価を得られているというNetflix製作のドラマ「デアデビル」。

今更ながら高評価との情報を聞きつけたのでどういった感じの内容なのか気になり、とりあえずシーズン1だけ全話視聴してみました。

『デアデビル』作品情報

製作年:2015年 製作国:アメリカ 原作:スタン・リー 出演:チャーリー・コックス/デボラ・アン・ウォール/エルデン・ヘンソン/ロザリオ・ドーソン

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あらすじ

幼いころに事故で失明をしたマット・マードックは昼間は弁護士として、夜はヒーローとして活動する。彼はヘルズ・キッチンの悪党共を一掃するため、日夜デアデビルとして闘うのであった。

『デアデビル』の感想

盲目という設定は「座頭市」を彷彿させるが、座頭市のような圧倒的な強さを誇っているわけではない。一応目が見えない代わりに聴覚などが常人より発達しているが、なんらかの超能力を持っているわけではなく格闘術があるぐらいで、使用する武器も短い棒のみ。防刃対応のヒーロースーツを着用するのもシーズン1の最終話でようやくだ。それまではスポーツショップで買ってきたような防御力ゼロの黒いスーツで奮闘している。

なので結構敵にボコボコやられて重症まで負わされている。「キックアス」よりやや強い程度で、恐らく「ヒットガール」には勝てない。

こんな感じだから「キックアス」みたいに割とリアリティのあるヒーローとして描かれている。

前半のストーリーはアメコミヒーローというより、探偵ものというかサスペンス色の強いストーリー展開でフィルムノワールの雰囲気さえ漂わせている。

 

そう、忍者が出てくるまでは・・・・・・

 

デアデビルは、表向きは実業家で裏では闇社会を仕切っているフィスクとかいう奴をずっと追っていて、フィスクに協力しているロシアンマフィアと日本のヤクザとチャイニーズマフィアたちとも闘ったりするのだが、ロシアンマフィアはただのマフィアだったけど日本のヤクザが実は忍者で、デアデビルの師匠がこの忍者との間で何かあるみたいでチャイニーズマフィアのボスもただ単にマフィアのボスというわけではなさそうで、後半に入るとそれまで地味なサスペンス的な展開だったものが一気にアメコミっぽくなってくる。

後半はいろいろと伏線が散りばめられ、シーズン1だけではその伏線は回収されない。というより、そもそもがこのNetflixの「デアデビル」はマーベル・シネマティック・ユニバースと呼ばれる作品群のうちのひとつで、まあ、ようはマーベルヒーローのクロスオーバーを前提として作られているから「デアデビル」以外のNetflix製マーベルヒーロードラマも視聴しないと本当の意味で話がわからないってのが辛い。

こういうのはアメコミファンは嬉しいんだろうけどそれ以外の、私のようなアメコミにあまり興味がない人間にとってはやっぱり敷居が高いと感じる。

「デアデビル」に関してはドラマとしてのクオリティは、(まあ途中で忍者が出てきたりとかはあるが)全体的には高い。けど今後視聴するかと言われれば上記の理由でそれなりに時間も確保しなければならないし、正直視聴する気が起きない。

Netflixは他にもいろいろと面白そうなドラマとかあるしアメコミ物を視聴するよりはそっちかなあと思う、今日この頃です。


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