作品情報
製作年:2013年 製作国:アメリカ/チリ 原案:イーライ・ロス 監督:イーライ・ロス 脚本:イーライ・ロス 音楽:マヌエル・リベイロ 出演:ロレンツァ・イッツォ/アリエル・レビ/ダリル・サバラ/カービー・ブリス・ブラントン/スカイ・フェレイラ/他 上映時間:101分
あらすじ
己の正義を信じて疑わない、まるで連合赤軍のような学生活動家たちが環境破壊の抗議活動の為にペルーへと赴きました。
行きはよいよい帰りは怖い。
怖い帰りの食人族~♪ってなことになってしまったから、さあ大変!
『グリーン・インフェルノ』の評価と感想
まず肝心の食人描写なんですが、恐らく世間様に配慮した結果なんでしょうけど、服を脱がさないまま解体、調理してるもんだから、それ程グロさは感じませんでした。
大体、原住民は何十人もいて(それ以上いるかも)それで複数人も食料になる人間を捕らえたにも拘わらず、一気に全員は食べないで一日一人ずつ食べて行くってのもどうなん?
どう考えても一人分の人肉だけじゃあ、原住民のみんなに行き届かないじゃないのさ。
結局は捕らえられた全員が食われることもなかったし、これもなるべく人肉食描写は控えめにといった配慮の結果なんでしょうけど。
食人行為に限らずこの映画は全体的にそういった自主規制傾向が強くありまして、他にも人が串刺しにされているシーンがあるんですが、それもちゃんと串刺しにされていなくて、お尻から木を刺しているのに口から木が出ていなかったり、それ以外にも原住民なんか全裸に近い状態なのに、股間はともかく胸までガッチリガードしていたりと、他にもイロイロあるんですがキリがないのでこの辺で辞めておきますけど、まあ、とにかく自主規制だらけで本家の『食人族』に比べたらかなりインパクトに欠けます。
そのくせ食人族がいる場所が「ペルー」ってハッキリ言っちゃってて、エログロ表現には配慮していてもこういうところを配慮できていなかったりで、案の定、先住民族を支援する団体からはクレームが来たわけなんですけれども。
それと自主規制って訳ではないんですけど、原住民の人たちが麻薬のせいでハイになっちゃって、生きたままの人間に群がって食べちゃう描写はまるでゾンビ映画のようで、ここんとこはゾンビアポカリプス物が全盛のご時世に阿ったんでは?と勘ぐりたくなりますね。
とにかくカニバリズムをテーマにしておきながら、人肉食をちゃんと描写しないってどうなの?ってことですよ。
これじゃあ、昔のCMで「クリープを入れないコーヒーなんて・・・・・・」というのがあったけど・・・・・・
え?
そんなCM知らないって?
個人的評価

この映画の評価は☆☆
前に続編の製作が発表されたけど、あれからなんの音沙汰もないね。
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