作品情報
製作年:2016年 製作国:ロシア 監督:オレグ・アサドゥリン 脚本:オレグ・アサドゥリン/イヴァン・カピトノフ 出演:パヴェル・チナリョフ/スヴェトラーナ・ウスティノヴァ/他 上映時間:85分
あらすじ
女房が旦那によって殺害され、バラバラにされたうえに車のトランクに放置されるという事件がございました。
その後、女房を殺害した旦那は逮捕されましたが、何故だか車の行方がわからなくなりました。
とある中古車販売の店でオーリャとアンドレイの夫婦が、ある車を借金してまで購入致しました。
このオーリャとアンドレイの夫婦、旦那のアンドレイの浮気が原因で仲が悪いんですな。
だけど子供もいるし、これじゃあイケナイってんで夫婦の関係改善の為に、子供をばあさんとこに預けて夫婦二人っきりで旅行にでも行こうじゃねえかってな話になりまして、んで、旅行当日に先日中古車販売店で購入しました車でとりあえず、親子三人でばあさんとこに向かいました。
したら、車ン中に見たこともない女性の写真がありまして、女房のオーリャは「キーッ!誰よっ、これはっ!?」てな調子で旦那のアンドレイに詰め寄りますが、しかし旦那は写真の女に身に覚えがありませんのでとりあえず写真を捨てました。
それからハンバーガーショップに立ち寄り、旦那が女性店員に注文している際に、旦那の携帯に非通知で着信が入りますが注文している最中だったので無視しました。
そして注文を終えてから、また非通知で着信が入り、今度は出てみたんですな。
すると、なにやら奇妙な音が聞こえるだけで誰も応対しません。
車に戻りますと、後部座席に座っております娘のクシューシャがハサミを見つけました。
女房はどういうわけだか、「これは何?」と旦那に詰め寄りますが、先ほど車内で見つけた写真同様、旦那には心当たりがありません。
「女の忘れ物なんじゃないの?もう、何なのこの車、物が残り過ぎじゃないのよっ!」てな具合で女房は癇癪を起してしまいます。
女房が自分ばっか責めるもんだから、旦那のほうもイライラしちまいして、そうして車のエンジンをかけたらアクセルが突然入って、別の車にぶつけてしまいました。
ぶつけられた方の車には、神父さんたちが乗っていまして、その中の一人がアンドレイたちの車をなにやら注意深く観察するような感じで見るんですな。
それに気づいたオーリャは神父さんに「この車、何か変?」と尋ねまして、神父さんは「ああ」と答えます。
そして神父さんは「車を修理してもらえ」と言います。
ここんとこのくだりは何だかよくわかりません。
そうしまして車を修理工場に持っていきますと、修理するような箇所はないと言われるんですな。
修理工場にはテレビが置いてありまして、テレビでは報道番組が流れておりました。
報道番組では女房バラバラ遺体事件の報道をしていまして、オーリャとアンドレイの二人は思わす見入ってしまいます。
そして車を修理することなく、そのまま旅を続けることになりまして、その道中の際に様々な怪現象が起こるといったお話でございます。
『シャドウ・チェイサー』の感想と評価
夫婦喧嘩は犬も食わぬと申しますが、この映画は正にそれです。
一応はホラー映画なんでしょうけれども、描写の大半は車内での夫婦喧嘩に終始しておりまして、映画を観ているているこちらとしてはウンザリさせられます。
女房のオーリャは精神的な病を抱えているせいか、はたまた服用している薬のせいなのかは、わかりませんが幻覚を見たり、幻聴が聞こえたりとしているもんだから、道中での怪現象ってのがオバケのせいなのか、幻覚や幻聴によるものなのかってのが今一つハッキリとしません。
旦那のアンドレイも怪現象を体験したと思ったら、長時間車運転していて疲れたから思わず居眠り運転しちゃったら、なんか怖い夢を見ちゃったよってな具合で、こちらもどうにもハッキリしません。
ラストの行為も悪霊の仕業によるものなのか、薬の副作用によるものなのか、はたまた憎悪によるものなのかってのがハッキリしなくて、なんだかよくわかりませんでした。
長い夫婦喧嘩の描写といい、オバケなんだかなんなのかハッキリしない描写といい、とにかく終始ストレスの溜まる映画でありました。
個人的評価

この映画の評価は☆
※かなりストレスの溜まる映画ですので、視聴の際にはご注意下さい。
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