映画『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』感想と評価 期待外れな続編

作品情報

製作年:2018年 製作国:アメリカ 監督:オル・パーカー 原案:ジュディ・クレイマー ストーリー原案: リチャード・カーティス/オル・パーカー ルミュージカル台本:キャサリン・ジョンソン 脚本:オル・パーカー 音楽監督:マーティン・コッシュ 出演:アマンダ・セイフライド/ピアース・ブロスナン/コリン・ファース/ステラン・スカルスガル/クリスティーン・バランスキー/ジュリー・ウォルターズ/ドミニク・クーパー/リリー・ジェームズ/アレクサ・デイビーズ/ジョシュ・ディラン/ジェレミー・アーバイン/ヒュー・スキナー/ジェシカ・キーナン・ウィン/アンディ・ガルシア/シェール/メリル・ストリープ/他 上映時間:114分

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あらすじ

母であるドナの意思を継ぎ、念願のホテルを完成させたソフィ。

ホテルのオープニングパーティーの準備に追われる中、ソフィは妊娠が発覚。そしてドナの過去を聞き、ソフィは自身を母と重ねるのであった。

『マンマ・ミーア! ヒア・ヒア・ウィー・ゴー』の感想と評価

前作『マンマ・ミーア!』の続編ではあるんですけれども、今作はドナ(メリル・ストリープ)が既にお亡くなりになっているって設定で、それでも何らかの形で登場するんだろうなあって呑気に構えてたら、ラストシーンで幻となって現れただけで、後は前作同様、エンドロールで出てきただけだったからメリル・ストリープ目当てで観に行くと肩透かしを食らいます。

今作はメリル・ストリープが主演じゃなくて、あくまで主演はドナの若い時分を演じたリリー・ジェームズとドナの娘のソフィ役のアマンダ・セイフライドのW主演なのですが、どっちかというとリリー・ジェームズの方が目立ってた印象は受けましたね。というのもリリー・ジェームズのほうはABBAの盛り上がる曲ばかり熱唱していたのに対して今回のアマンダ・セイフライドはしっとり系のバラードのほうが多かったから、前作に比べるとちょっと地味な印象は受けました。

前半は若い俳優たちばかりでミュージカルしてたから、なんだかトラボルタが出てた『グリース』っぽかった。

ラスト近くになってソフィの祖母という役柄でシェールが登場するんですが、ここでは全部シェールに持ってかれちゃいましたねえ。

それに母と娘の物語なのに、若い時のドナと母親の関係が一切描かれてないのに終劇間近になってシェールを祖母として登場させるのは強引過ぎる。

メリル・ストリープがほとんど出てこないし、前作から10年もの歳月が流れ今や高齢者となってしまった俳優達に、前作のような無理をさせられないからキャスティングを豪華にしたんだろうけど、それは分かるんだけれども、それでもシェールやアンディ・ガルシアの二人の役どころは明らかに蛇足だよ。

キャスティングを豪華にするよりも、もっとアマンダ・セイフライドにスポットを当ててくれたほうが良かった。

前作のファンからすると、いろいろ不満が残る内容だった。

そもそも何でドナってお亡くなりになっちゃったのさ?

個人的評価

巨匠
巨匠

この映画の評価は☆☆☆

今回は前作以上に下品だから、さすがに皇后様に鑑賞させるなんて暴挙には出なかったね。


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